重曹水ってとても便利ですよね。キッチンの油汚れ以外にも、除菌スプレーとして使えたり、様々な場面で使うことができます。
そんな重曹水をスプレーボトルに入れて作り置きしているという人も多いのではないでしょうか?
しかし、実は重曹水は作り置きがNGというのをご存知でしょうか?
本記事では重曹水の作り置きがNGな理由や重曹水の効果的な使い方を紹介していきます。
重曹水ってどうして作り置きNGなの!?
重曹水ですが、水と重曹を10:1ほどの割合で混ぜたものとなっています。重曹はベーキングパウダーなどの使われる食品のイメージがあるかもしれませんが、実はアルカリ性の成分であり除菌殺菌効果が高く、酸性の汚れによく効く洗剤としても使うことができます。
洗剤用の粉末重曹はドラッグストアや100円ショップにも売っていますよ。そんな重曹水ですが、コストパフォーマンスがよく使いやすいことから、スプレーボトルなどに入れて重曹水を使っている人も多います。
実際、そのような使い方を推奨しているブログも多く見られます。しかし、実は重曹水は作り置きがNGなんですよ。
その理由としては、重曹には安定剤や防腐剤が含まれておりません。ですので重曹水にすると時間が経つにつれて重曹の成分が抜けてしまい、効果がほとんどなくなってしまいます。
重曹水の効果は持って2日ほどですので、基本的には当日に使う分を作って使い切るようにしましょう。
ちなみに重曹水と並んでよく利用されるのはクエン酸ですね。クエン酸は柑橘類に含まれている成分であり、疲労回復効果もあります。
クエン酸は酸性の成分であり重曹とは逆にアルカリ性の汚れによく効きます。クエン酸もよく重曹と一緒に100円ショップやドラッグストアで売られているのですが、クエン酸の場合は、クエン酸水を作って作り置きが可能となります。
クエン酸水の場合は大体3ヶ月ほど作り置きが可能ですので、ぜひクエン酸水スプレーを常備して活用してくださいね。
重曹水の効果的な使い方を解説します
重曹水ですが作り置きこそできないですが、様々な場面で使うことができます。そんな重曹水の効果的な使い方を解説していきます。
キッチンの油汚れ
まず有効なのがキッチンの油汚れです。
キッチンの油汚れは酸性ですので重曹水の得意分野になります。重曹水の使い方は簡単で、キッチンを使い終わったら重曹水を布巾につけて油汚れを拭くだけです。
もしキッチンに頑固な油汚れがついていた場合、重曹ペーストを使うのもおすすめです。
粉末の重曹に対して水を少量入れて重曹ペーストを作ります。あとはそのまま油汚れに塗って、上からラップをパックのように被せます。
1時間後に水に濡らした布巾でよく拭けば頑固な油汚れも落とすことができます。キッチンだけでなく、キッチンの換気扇などの掃除にも有効ですよ。
洋服や靴の消臭雑菌
洋服や靴の消臭にも重曹水は活用することができます。使う分の重曹水を作ったらあとはスプレーボトルでシュッと吹きかけるだけでOKです。
自然素材ですので、生地にも優しく除菌消臭ができますよ。
電子レンジの掃除
電子レンジですが、使っていると中が油でギトギトになってしまいますよね。そんな場合でも重曹水は使うことができます。
使い方は簡単でコップ一杯分の重曹水を作ったら、そのままレンジで5分ほど加熱。加熱後は10分ほど放置をしておきましょう。
これにより、蒸発した重曹水が電子レンジの内側の汚れをふやかして落としてくれます。あとは布巾で拭き取ればOKです。
ぜひ重曹水を家の掃除に活用してくださいね。
まとめ
重曹水ですが、作り置きはNGとなっています。その理由としては重曹水には安定剤と防腐剤が含まれていないので、時間が経つと効果が薄くなってしまうからです。
重曹水の作り置きは持って2日ほどですので使い切れる分をその場で作るようにしましょう。
重曹水の効果的な使い方は様々場面であります。ぜひ重曹水を効果的に使って、家の中をピカピカにしてくださいね。
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